2014年10月18日

その他色々抜粋

*指導計画作成


作成に当たっては、図書等を参考にした一般的な発達の特徴と、担当する子ども達の現状とを総合的に判断して立案しますが、それぞれの園の児童観や理念に基づく保育目標との調整は欠かせません。
立案には、保育者個人の保育観や遊びの内容を具体的に明示しますが、園全体の計画会議の場を設けて、保育者全体が共通理解の上で実践する方法もあります。
計画会議を経て各担当者の計画を、保育者間で知合える体制にあることは、児童の健全なる生活の場の提供を容易にし、発達を支え守る意味から、或いは、各保育者間の信頼と日々の生活の安定感を与える意味でも大切な過程と言えるでしょう。

*計画と実践


計画に基づく環境の準備をしますが、実際に子ども達が遊んでいる場面になると、計画の内容と子ども達の遊びの状況はさまざまです。
予想以上に望ましい発展が見られたり、思わぬ方向に発展するなど、試行錯誤が続きますが、常に次の計画への考察や資料に活かせる方法は、より実態に相応しい洗練された実践計画作成に繋がることになります。

*保育実態


実践の方法として、異年齢集団(一般的に言う縦割り保育)の方法と、同年齢集団(年齢別)の保育形態があります。 形態の違いは、子ども達が体験する内容がそれぞれに異なり、メリット、デメリットがあります。それぞれの良さを効果的に活かせる保育の計画が必要になるでしょう。


縦割りの形態では、発達の違う子ども達が自然に関わりあえる環境にあります。日々の生活を通して、人間が本来もっている人をいたわる心の動きや、親しい人の中で育つ信頼感などが素直に、自己発揮しやすい状況にあると言えるでしょう。また大人に指示されなくても、子ども同志の力で動けることが沢山あります。見守りながら子ども達の力を信じる生活は、相互の信頼関係を育てるでしょう。





保育者の役割として「よく気が付いたね」「優しいのね」など声をかけることと共に、手伝ってもらった小さい子ども達の、心情を察することも大切です。嫌がる素振りや表情を見せる子どももいます。一方的に手を出すのではなく、相手の子どもの様子を知らせて、「自分でしたいの?」と尋ねてごらんと、関わり方の感性を育てる保育姿勢が重要な課題になるでしょう。「嫌がっているでしょう、止めなさいっ」と、あっさり保育者に声をかけられてしまうと、優しさを自己発揮していた、その子どもは気持を無視されて、自分の行動に自信のない子どもに育ってしまう心配があります。縦割り保育形態は、発達の違いが人と仲良く生活をするための方法や考え方を知らせることが、重要な役割になるのです。





同年齢の形態では、月齢差や個人差はあっても一般的には育ちの等しい集団です。年齢にふさわしいあらたな遊びの伝達や、安全性についての約束ごとも大差のない範囲で受け入れますし、良い意味での励まし合い競い合いの場にもなります。思考力や言葉の理解力、また体力や運動量の等しい集団であることは、ルールのある遊びも共通理解が得られやすく、友達同志の好奇心旺盛な遊びも発展します。また失敗を重ねながらも繰り返し、共に工夫して遊べる関係が満足感や充実感も、共通の体験となり仲間意識も高めていくようです。日々、子ども達が育ちやすいであろう同年齢、異年齢の環境を相違工夫して、臨機応変に無理なく遊びの空間に、子ども達が流れるような「場」を用意できる保育者の動きが必要になるでしょう。各々担当者と良く話し合いをして、遊びの内容によい形態を選択する。また各形態別に計画を立てる段階から、細かい配慮点の検討や保育者間の情報交換が、円滑な生活を支えますので、連絡は密に進めることが鍵になるでしょう。
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どこで(WHERE)、記録するの?

どこで(WHERE)、記録するの?



(i) 保育者の居場所はどこに


1日のほとんどを子どもと直接的な対応で過ごしている保育者の居場所は、当然のことながら、子どもが生活し、遊びを展開する保育室や園庭です。子どもと一緒に過ごしながら、保育者は、子どもの言動、態度や表情に一喜一憂し、子どもの育ちの手応えを感じ取っているのです。いつも、一緒にいたい、一緒にいると安心なのです。従って、ちょっとの時間で記録できるもの、今日1日の保育の記録は、保育室の片隅のコーナーで十分でしょう。これだけは、書き留めておきたいと思ったことは、園庭でも、廊下でもどこででも、メモしておきましょう。また、担当保育者と話し合う場も、保育者にとって園の中での大切な居場所です。記録の場としても活用し、効率的に仕事をしましょう。

(ii) 1日の最後に静かに保育を省みる場、時間の経過を追って保育を省りみる場


子どもがいない、子どもの姿が見えない場で、静かに保育を振り返り、子どもの行動の意味をとらえてみる、子どもの激しい言葉、いきいきとしていない目、「どうして」、「なぜ」と今、目の前にはいない子どもの内なる声を聴く場をもつことも大切です。今日の姿が、時間の経過を追って思い起こして初めて理解できる、あるいは、随分と前の出来事が今日の一言で理解できる等、記録を読み返しながら落ち着いて保育をたどることも大切です。職員室や子どものいない保育室で………。

《チェックポイント》



(i)
あなたにとって、心静かに記録できる場が園の中にありますか a b c

(ii)
1日に1回(短時間でも)、1週間に1回(ある程度まとまった時間)は、子どもから離れて、記録する場が確保されていますか a b c

(iii)
記録に使えるいろいろな場を活用していますか a b c

※a…はい b…どちらともいえない・わからない c…いいえ

どのように(HOW)記録するの?


さまざまな記録の事例を紹介します。ここに示された事例は、モデル的なものとしてではなく、保育の基本を大切にしながら試みられているものです。それぞれの試みの意味を読み取り、それぞれの園や保育者の記録への取り組みに生かして下さい。

《事例から学ぶ》


ここで、取り上げる事例は、提供して下さった園が、試行錯誤しながら取り組んでいるさまざまな記録です。いずれの事例も、実際の記入例であり、「モデル」という意図で取り上げたものではありません。
1.
指導計画

2.
保育日誌

3.
連絡帳

4.
保育経過記録

5.
児童票

6.
行事記録

7.
事故等発生記録簿

8.
園だより・クラスだより

9.
保健だより

10.
地域の子育て支援に関する記録

11.
緊急一時保育に関する記録

12.
育児相談票

13.
OA機器を導入しての記録


(1)指導計画



1) 指導計画の意義と特性


園の全体的な計画である「保育計画」に基づいて、保育目標や保育方針を具体化する実践計画が「指導計画」です。保育実践の具体的な設計図ともいえるものが指導計画であり、保育所保育指針11章には、次のように書かれています。
『* 子どもの生活にふさわしい具体的なねらいと内容を明確に設定し、適切な環境を構成するなどにより、活動が展開できるようにすること * 環境は、子どもの生活する姿や発想などを大切にして、具体的なねらいと内容を達成するために適切に構成し、子どもが望ましい方向に向かって主体的に活動を展開していくことができるように援助をすること』  従来、ややもすると、計画通りに保育をしなければならないとする傾向があり、計画があることにより保育が固定化し、子どもの主体性が失われたりしがちでした。これは、子どもの実態に応じて柔軟に保育していくことの大切さや、計画はあくまでも仮説であるという認識の欠如のためであり、保育の計画そのものの否定にはなりません。計画性のない、子どものいうがまま、なすがままの保育、その場限りの保育は放任保育に陥ってしまうのです。従って、「記録の合理化イコール指導計画作成不要でない」ことは言うまでもないことです。

2) 合理化に向けて


子どもの生活や発達を見通した長期(年・期・月)の指導計画と、それと関連して具体的な子どもの生活に即した短期(週・日)の指導計画の全てを作成するのではなく、クラスとして、また個人として有用なものを作成するという視点で検討することが必要です。

(i) 年間(期)指導計画


 子どもの発達や生活の節目により、1年間をいくつかの期に分けて、それぞれの時期にふさわしい保育の内容を計画するもので、どの年齢にも必要です。0,1歳児は、発達そのものの節目(月齢)と園への適応過程や季節の両面から期を区分し、それらを一表にしたものがあります。年間計画が実態に即したものになっていると、他の指導計画作成や保育者間の業務分担もスムーズにいき、間接的ではありますが業務の合理化につながります。

(ii) 月・週・日の指導計画



ア)単純に月で区分せずに長短の幅をもたせる


年間計画を踏まえて、短期の指導計画とを関連づけ、日々の保育が見通しと連続性をもつために、重要な役割をもち、どの年齢にも必要です。子どもの生活や遊びの変化など実態に即したものにするために、期間に幅をもたせるのも一つの方法であり、計画作成の省力化につながります。
(例)



(i)
4月〜5月2週
(ii)
5月3週〜6月1週
(iii)
6月2週〜7月3週

(iv)
7月4週〜8月
(v)
9月〜10月2週
(vi)
10月3週〜11月3週

(vii)
 11月4週〜12月
(viii)
1月〜2月1週
(ix)
2月2週〜3月

イ)月週案・週案・週案日誌


月・週・日の指導計画を全て作成する時間を確保することは、難しく、また書かれる内容がかなり重複することが多いのです。そこで、月と週、週と日の指導計画を統合する、あるいは週案と日誌を統合したものが、作成されています。統合化することによるメリットは以下に示します。
(例)

(i) 月と週、週と日また週案と日誌の関連が把握でき、見通しをもって書くことができる
(ii) 記述内容に重複が少なくなり、効率的である(繰り返し使用する用語を記号化するなど工夫が必要)
(iii) 限られたスペースに、的確に書くために、保育について考え工夫するようになる

ウ)指導計画と記録(日誌・児童票など)を含めて効率化を検討する


同じような内容を、連絡帳にも、保育日誌にも、個別指導計画にも重複して記録している実態を認識し、様式の簡略化、チェック方式の導入、複写の活用等に園全体で検討して取り組むことが求められます。

エ) 園全体で取り組んだ事例から学び、私の園、私のクラスの、私の担当する子どもの指導計画・記録を創り上げる


ここでは、2つの園の取り組みの全体像を提示します。2園共に、園の規模が大きく、また産休明けからの乳児保育、延長保育、障害児保育、子育て支援センターなど多様な保育ニーズに積極的に応えておられる園です。かなりの量の指導計画作成と記録ですが、保育者一人ひとりが「やらされているのではない、これは是非記録しておきたい、必要とする記録」と認識しているためか、記録することが楽しみになっているようです。
この2園の取り組みの他にも、いくつかの資料を提示しました。これらの取り組みから学び、簡略化・合理化の方向と、保育を豊かに、また深めていくためにどうしても必要なものは何なのか検討する資料にしていただきたいと思います。
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いつ(WHEN)、記録するの?

いつ(WHEN)、記録するの?

(i) 保育者の一日
保育者の一日の勤務の状況は、そのほとんどが複数担任である3歳未満児担当と、ほとんどが単独担任である3歳以上児担当では異なります。また、定員数、職員編成と数、保育時間、8時間を超える保育時間の子どもの年齢構成や数等によってさまざまでしょう。ローテーション勤務で、早出、普通、遅出という出勤時間も、勤務の状況に影響します。
今回の調査でも明らかになりましたが、保育者はその勤務時間のほとんどを、保育の準備や片付けをしながら子どもとの直接的な関わりに使っています。朝と夕方の登園、降園時には、保護者との短時間ではあってもコミュニケーションをとることは必要です。
従って、記録は、午睡の時間や休憩時間を使って、日誌や連絡帳などその日の内に書かなければならないものを書きます。あとは、保育を終えて、職員室へ戻ってから、日誌のまとめや、明日の保育の計画や準備をするのが一般的でしょう。

(ii) 記録はいつでも気づいたときに


「あっ、なんておもしろいことをしてるの」、「どうしたのかしら、いつもと違っている」、「この一言、まるで詩人ね」、「明日、用意しておくときっと子どもたちが集まってくるわ」等、保育中気づいたことを、ちょっとメモをしておきましょう。特別に、記憶力のいい人は別にして、そのときは心動かされたことも、慌ただしく子どもと過ごしているうちに忘れてしまうものです。ポケットに小さなメモ帳を入れておくのです。午後の休憩時間に、また勤務終了後に、あるいは家庭に持ち帰って記録するとき、そのときの状況や思いが鮮やかに蘇って、短時間でいきいきとした記録や、次の保育に生かされる記録になるでしょう。

(iii) 記録時間の確保を〜勤務体制や人的配置の工夫で


まず、全職員の勤務体制を一覧にします。厚生省の調査項目にもあるでしょうから、年度初めに作ってみましょう。なかなか記録の時間を確保するのは難しいでしょうが、グループを作り、その中でたとえ20分でも30分でも記録の時間を生み出していくのです。
例えば、保育室が近い3クラスでグループを組み、午睡当番者以外は記録の時間にする、あるいは週1回はフリー保母との連携で勤務時間の最後の1時間は保育に入らず記録の時間にするという具合です。今回の調査の自由記述の中に、記録時間を確保するための工夫がいくつかあり、参考になるでしょう。短時間であっても保育を気にせず、また記録業務を中断されることなく、集中して取り組むことは効率的です。
時間は作り出すものです。それぞれの園で工夫し、フリー保母やパート保母、また調理員や事務員も含めて、職員会議での検討事項にすると、新しい方策が生まれるでしょう。ただし、記録のために確保された時間であっても子どもの状況によっては、保育に入らなければならないことがあります。子どもを主体に考え、柔軟な対応が必要なことは言うまでもないことです。

(iv) 話し合いの時間も有効に使って記録


指導計画案の作成や保育経過記録をまとめるとき、また行事記録や園だよりの作成に当たっては、担当者間の話し合いが行われるでしょう。話し合いをしながら、記録も並行してやってしまいましょう。少しの時間も有効に使って、仕事を後になるべく残さないようにしましょう。

《チェックポイント》



(i)
あなたの園では、記録時間を確保するために、園長はじめ全職員で検討していますか a b c

(ii)
確保された時間を効率よく使う工夫や努力をしていますか a b c

(iii)
あなたが記録をしている時間、保育を担当する保育者に感謝のことばや態度を示していますか a b c

(iv)
あなたは、保育中、気づいたことや感動したことなどをメモにとり、記録に生かしていますか a b c

※a…はい b…どちらともいえない・わからない c…いいえ
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誰が(WHO)、記録し評価するの?

誰が(WHO)、記録し評価するの?
(i) 保育園の職員構成は


児童福祉施設最低基準では「保育園には、保母、嘱託医及び調理員を置かなければならない」とされています。調理員については、平成10年4月より「調理員を置くことが原則であるが、調理業務全部を委託する施設にあっては、調理員を置かないことができるようにすることとする」と改正されました。しかし、実際には、所長、主任保母、保母、栄養士、調理員、看護婦または保健婦、事務員、用務員等がいます。また、常勤職員だけでなく、パート勤務の保母、調理員等もいます。延長保育や障害児保育、一時保育または育児相談等を実施する園では、パート保母を活用しないと事業が成り立たない状況にあります。

(ii) 業務分担をする


それぞれの職種の人が、業務を分担し、それぞれの役割を果たしながら互いに連携し、保育園としての機能が果たされるようにしています。所長、主任保母、クラス担当保母、フリー保母、栄養士、調理員、看護婦または保健婦、事務員、用務員等専門性や職種の異なる人が、複雑なローテーション勤務で日々の保育や特別保育事業に取り組んでいます。保育園というひとつの組織体が、その目標達成に向かって機能を果たすためには、組織の目指す方向や具体的な目標を職員一人ひとりが共通理解することが必要です。

(iii) 業務分担と相互協力


記録業務に関して、それぞれの園で、職員の構成や子どもの年齢構成や数、またその人の力量等によって分担されるでしょう。

(例) 保育の管理上の記録



表簿

記録者


1.
児童票 担任保母

2.
出席簿 担任保母

3.
事務日誌 主任保母または園長

4.
給食関係記録簿 栄養士・調理員・担任保母

5.
避難訓練関係記録簿 主任保母または担当保母

6.
事故等発生記録簿 発生時の保育担当保母・看護婦

7.
延長保育登録名簿 主任保母

8.
施設安全チェック票等 園長・主任保母・担当保母・栄養士・看護婦

(例) 保育の実践上の記録



表簿

記録者


1.
保育計画 園長
指導計画 長期 担当保母・主任保母
指導計画 短期 担当保母
デイリープログラム 担当保母・主任保母

2.
保育日誌 担当保母

3.
実践記録 担当保母

4.
個別の保育経過記録 担当保母

5.
個別の発達記録簿 担当保母

6.
行事の記録簿 主任保母・担当保母

7.
家庭連絡帳 担当保母

8.
園だより 園長・主任・保母・必要に応じて全職員・地域の専門機関の職員・保護者
クラスだより 担当保母

9.
保健だより等 看護婦または保健婦・栄養士・園長・嘱託医

(例)地域の子育て支援センターとしての機能を果たすための記録



表簿

記録者


1.
育児相談票 園長・主任保母・相談内容により栄養士・看護婦・専門相談員

2.
一時保育 主任保母・担当保母

3.
子育て支援センターだより 園長・主任保母・内容によって全職員
地域の専門機関の職員・利用者

複数担任、3歳未満児担当、3歳以上児担当、行事担当、クラス担任とフリー保母、乳児担当と栄養士、延長保育担当と調理員等、保育のほとんどはチームを組んで行われます。相互理解と協力に基づく信頼感の形成が大切です。基本的には、職員会議で、あとはちょっとした時間を活用してのミニミーティングで話し合い、記録の伝達、共有化を図りましょう。

(iv) 記録の評価〜記録のポイントをつかむ



<ポイント1>


記録の評価は、通常は主任保母や園長が目を通し、記録のねらいにそって、的確に記録されているかを評価します。

<ポイント2>


記録は公的なものです。誤字、脱字がないように、丁寧に、読みやすい字で書くことは基本です。

<ポイント3>


日誌や経過記録等は、子どもの姿やそのときの保育者のかかわりや心情が表現されているか、表面的なとらえ方でなく、子どもの内面までとらえているかを評価します。

<提 案>


全ての記録にコメントを書くとなると、園長や主任保母も時間を取れません。これも、記録の効率化・合理化につながりますが、記録する側も、スーパーバイズする側も、気になること、感動したこと、疑問に思っていること等の部分にアンダーラインやマークを記してみてはいかがですか。そこに、一言加えることで、相手へのメッセージになり、その後時間があるときに話し合い、相互の考えを伝え合い、課題を明らかにしていきます。
記録する側は、この作業をするプロセスで、自分の記録を読み返し、重複や不必要な記録等に気づき、園長や主任保母からの評価により、次第に記録のポイントを把握して、短時間に適切な記録が可能になるでしょう。

《チェックポイント》



(i)
あなたの園の記録を誰が記録しているか把握していますか a b c

(ii)
あなたは、記録を読む人の立場で自分の記録を読み返し、誤字・脱字がないか確かめていますか a b c

(iii)
あなたは、記録を評価する人からのコメントや助言を素直に受け止めていますか a b c

(iv)
あなたは、記録の中で伝えたいこと、聞きたいことが評価する人に伝わるような努力をしてますか a b c

※a…はい b…どちらともいえない・わからない c…いいえ
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どのような(WHAT)記録があるの?

どのような(WHAT)記録があるの?


保育園での子どもの処遇を明らかにする記録は、以下に示すように大きく2つに分類できます。(待井和江監修「保育日誌の書き方・生かし方」全国社会福祉協議会・全国保母会4頁一部引用)多様化する保育ニーズに応えてさまざまな取り組みをすると、前述したように記録の種類が多くなります。

(i) 保育の管理上の記録

1.
児童票( 家庭記録・成育記録・身体測定記録・健康診断記録・発達に関する記録・保育経過記録)

2.
出席簿

3.
事務日誌

4.
給食関係記録簿

5.
避難訓練関係記録簿

6.
事故等発生記録簿

7.
延長保育登録名簿

8.
施設安全チェック票等


(ii) 保育の実践上の記録

1.
保育の計画( ◎保育計画 ◎指導計画〜長期・短期指導計画 *年間(期間)*月案*週案*月・週案*日案*週・日案 ◎デイリープログラム)

2.
保育日誌(*日誌*週案・日誌)

3.
実践記録

4.
個別の保育経過記録

5.
個別の発達記録簿

6.
行事の記録簿

7.
家庭連絡帳

8.
園だより・クラスだより

9.
保健だより等


(iii) この他に、保育園が入園している子どもの保育だけでなく、地域の子育て支援センターとしての機能を果たすための記録

1.
育児相談票

2.
一時保育(一時的保育利用申請書・面接票・連絡票など)

3.
子育て支援センターだより等


こうした諸記録の全てをどこの園でも書かなければいけないということではありません。管理上の記録のほとんどは、児童福祉法に基づく児童福祉施設である保育園として、必ず整備して置くことが求められます。一方、実践上の記録は、職員全員で検討し、それぞれの園の特性を生かしたものにしましょう。是非とも必要なものか、重複がないか、不必要な記録はないか等検討し、簡素化・合理化に向けて工夫したいところです。また、家庭や地域へ向けての子育てに関するメッセージは、実態に応じて今後、ますます必要になる記録です。

《チェックポイント》



(i)
あなたの園の保育の計画は、どのようなものが作成されているか把握していますか
( )保育計画
( )指導計画(長期・短期、クラス・個別、年齢別・縦割りなど)
*3歳以上児(                             )
*3歳未満児(                             )
( )デイリープログラム
( )その他(                             )

(ii)
あなたの園の保育の実践上の記録はどのようなものがあるか把握していますか
( )保育日誌(                                )
( )個別の記録(                               )
( )行事の記録簿(                             )
( )家庭連絡帳( ( )0歳 ( )1歳 ( )2歳 ( )3歳以上)
( )その他(                             )

(iii)
あなたの園の保育の管理上の記録はどのようなものがあるか把握していますか
( )児童票 ( )出席簿 ( )事務日誌 ( )給食関係記録簿
( )避難訓練関係記録簿 ( )事故等発生記録簿 ( )延長保育登録名簿
( )施設安全チェック票
( )その他(                             )

(iv)
あなたの園では、家庭や地域に向けてどのようなものが書かれていますか
( )園だより ( )クラスだより ( )保健だより ( )育児センターだより
( )その他(                             )

(作成しているもの()を付ける)
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保育記録の5W1H

何故(WHY)、記録は必要なの?

(i) 公的な責任が課せられている

 児童福祉施設最低基準には、(児童福祉施設に備える帳簿)として、第14条に「職員、財産、収支及び入園している者の処遇を明らかにする帳簿を整備しておかなければならない」とされています。当然のことですが、保育園は児童福祉法に基づく児童福祉施設であり、公的な責任として帳簿の整備、記録が必要なのです。
(ii) 記録の必要性を確認する


《保育園保育指針では》


 保育園保育指針の総則には、「保育の計画を踏まえて、保育が適切にすすめられているかどうかを記録し、次の保育の資料とするため、保育の経過や結果を記録し、自己の保育を評価し反省することに努めることが必要である」と述べられています。保育をふりかえり、省察するためには、記録は欠かせません。記録することは、実践したことを、自己の中で客観化する第一歩になります。

《記録を通して気づくこと》


 さて、子どもの心に寄り添いながら、子どもの育ちを大切にして保育をしていこうと一生懸命に取り組む保育者、特にその一生懸命さが強く、真面目な保育者ほど陥りやすいことがあります。それは、時間をかけ、他の保育者と話し合いを重ね、計画案を作成し、準備したうえで、子どもとかかわっていると、保育者の願いや援助しようとしていることが優先し、その方向で子どもをとらえがちになることです。そこで、必要なことは、日々の保育実践を記録し、保育者自身の言動をふりかえり、子どもの姿・変化、また保育のあり方を客観的に見つめ直すことです。記録という作業を通して、保育中には気づかなかったこと、無意識でやっていたことに改めて気づかされることがしばしばあると思います。

《記録が生かされる》


一回また一日の記録だけを切り離してみると見えなかったこと、意味が読み取れなかったことも、ある継続した期間の記録からは、子どもの変化はもちろん、保育者や親の思いやかかわりも明らかになってきます。記録で明らかになったことは、子どもを見る目を変え、次の計画作成や子どもへの対応に生かされるでしょう。  さらに、不幸にして、事故の発生や保護者とのトラブルがあったときも、保育の状況を事実に基づいた客観的な記録が、問題解決に有効であると共に、再び同じような事故を防ぐことにもつながります。記録は、業務・運営管理の面からも必要なものなのです。

(iii) 記録への保育者の意識

《記録に関する基本的な考え方》

これまで、記録が「行政による監査のためのものである」という認識が、保育現場に根強く残っているとされていました。園長や行政の指示で、しかも監査のための記録という受け止めは、「やらされている」という思いになり、負担感が強化されます。  今回の調査では、所長・担当保母ともに、記録に関する基本的な考え方は、「子どもの成長・発達を記録するのは保育者の使命である」・「保育を評価し、次の保育に生かす」・「保育内容の充実」の数値が高く、「監査に必要」という受動的な受け止めはかなり低くなっています。このことは、記録の必要性や意味を、保育者の多くが的確に理解していることを示していると言えましょう。

《必要な記録を的確に・効率よくするために》


しかし、現実の保育園での毎日の生活は、休憩時間も満足にとれないほどに、慌ただしく、子どもや保護者への直接的な対応に勤務時間のほとんどを費やしています。記録の内、指導計画の作成、児童票、クラスだよりなど家へ持ち帰っている状況が今回の調査でも明らかになりました。保育時間が長時間化し、9時間を超える子どもの比率が高まり、さらに11時間から12時間、園生活する子どももかなりいます。こうした1日の大半を園で過ごす子どもにとって、園での生活が心身共に心地よく、また乳幼児期に必要な多様な経験ができるようにするためには、子ども一人ひとりに手をかけることが必要です。また、家庭との連携なしには保育は進められません。保育者はローテーション勤務の中で、保育者同士また家庭との連携をスムーズにするために、記録を通して確認し合うことが重要になってきます。さらに地域の子育て支援センターとしての機能も求められています。当然記録の種類も多くなってきます。その日の勤務時間内に書く必要のある記録だけが精一杯で、残る記録はかなりの保育者が、勤務時間後や家庭へ持ち帰って書かれているのです。あまりにも保育者にゆとりがなくなると、直接子どもや保護者にかかわることが意義あることであって、「計画作成や記録がなければ」という思いになり、記録を軽視することにつながる恐れもあります。  そこで、必要な記録を、いかに効率よく、的確に行うかが問われてくるのです。今回の調査では、所長・担当保母共に、勤務時間内に帳簿作成の業務を終了するために必要な工夫や改善点は、「書式の簡素化・合理化」が最も高い数値であり、「記録に重複がないように書類の整理」、「勤務体制を工夫し記録時間の確保」が続いていました。

《合理化とは》

国語辞典によると、「合理化」とは、1.道理・理論に合うようにすること、2.無駄を省くこと、と書かれています。保育における記録の合理化も、この2つの視点が必要です。その第一は、保育園保育指針の基本的な理念を踏まえた保育の計画と実践、そして保育の改善に生かされる記録のあり方の検討です。第二は、こうした保育実践を可能にするために、かなりの時間を費やす記録について無駄を省くという、簡素化の方向での検討です。ここで確保した時間を子どもや家庭・地域への対応や保育者の労働時間短縮に振り向けていくのです。
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2013年03月06日

今日は京都の話題です

おはようございます。
本日は、京都で親子で楽しむ催しがありましたので掲載いたします

京都新聞より抜粋

演奏や絵本読み聞かせ、親子で楽しむ 木津川で催し

 京都府木津川市周辺で子育て支援や地域活動を行う団体の交流イベント「kizugawaつながるFESTA」が4日、同市州見台の商業施設「ガーデンモール木津川」で開かれた。親子で楽しめるステージや体験教室など多彩な催しがあり、買い物客らでにぎわった。
 山城地域の子育て支援グループ「やましろ子育てネットワーク」が主催。人や団体の連携を目的に同ネットワークが2012年度に取り組んだプロジェクトの出席者が中心になり初めて企画し、地域の32団体が参加した。
 ステージでは各団体による音楽演奏や絵本の読み聞かせ、科学ショーなどが繰り広げられ、会場を盛り上げた。地元作家が講師を務める体験教室では親子連れが小物作りや書などに挑戦していた。

★保育ソフトは株式会社エステムの桜システム★
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2013年03月02日

保育ママ 神戸市では、、、

おはようございます!
今日は最近話題の保育ママの情報をご提供いたします

保育ママ施設、新たに6カ所 あすから入所者募集 神戸市
抜粋:産経新聞 2月28日(木)7時55分配信


神戸市は、保育所へ入れない待機児童を解消するため、保育士らが子供を預かる「グループ型家庭的保育事業(保育ママ)」の施設を市内6カ所に新たに開設すると発表した。3月1日〜9日に入所者を募集し、25日から運営を開始する。

 保育ママは、市内の保育園などと連携し、ビルの一室などを使って保育士らが3人1組で3歳未満の児童を預かるシステム。市は昨年3月から同事業を始めており、すでに8カ所で開設している。

 新たに開設されるのは「保育ママ王子」(灘区、青谷愛児園)▽「めばえすくすくルーム」(同、めばえの園保育園)▽「しんてつ・おかば園」(北区、谷上保育園)▽「青山台ホーム」(垂水区、小束山保育園)▽「バンビ」(同、たるみ保育園)▽「虹っこひろば」(同、持子保育園)。

 定員は1施設当たり9人。対象は市内に住民票のある1〜2歳で、保育所に入所申し込みを行い、待機中の幼児。各連携保育園に申し込む。問い合わせは、市保育振興課((電)078・322・6849)。

 市によると、市内の待機児童は531人(平成24年4月1日現在)。

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2013年02月21日

「保育園に入れろ」 待機児童の母親が怒りの声

おはようございます
東京での待機児童の問題を今日は掲載いたいます
ヤフーニュースより抜粋

 保育園不足が深刻です。子どもたちを認可保育園に通わせることができない、いわゆる「待機児童」の数は、2009年以降、ずっと2万人を上回る高い水準にあります。保育園不足で希望者の3分の2が入所できない東京・杉並区で、母親たちが怒りの声を上げました。

 「保育園に入れろ!保育園を増やせ!」

 雪が舞う中、杉並区役所に向けて声をあげる母親たち。4月から子どもを保育園に入れようと申し込みましたが、1次選考で「入れない」と区から断られたといいます。「働くママ」にとっては切実な問題です。

 「もっと、みんなが安心して子どもが産める、仕事が続けられる環境が作れるよう、認可保育園を増やしてください」

 19日の抗議に参加した安保佳代子さん(31)。衣料品メーカーでデザイナーの仕事をしながら6か月の娘を育てています。現在は育児休暇を取っていますが、今年の4月には仕事に戻る予定でした。

Q.保育園入園を全て断られて・・・
 「ダメで、ほんとにショックというか、何回も(通知を)読み返してしまったし。どうするんだろうって・・・」(抗議に参加した安保佳代子さん)

 杉並区内の認可保育園の来年度の定員数は1135人。しかし、今年4月からの新規入園にはその3倍近い応募が殺到し、安保さんを含むおよそ1800人は1次選考であぶれてしまいました。杉並区の待機児童は去年4月の時点で52人ですが、この数には無認可の保育園に子どもを預けている場合や母親が育児休暇を取っている安保さんのようなケースは含まれていません。

 「子どもを産むということは幸せなことなのに、そのことで不安になったりとか、働くという当たり前のことができないのは、すごく悔しい」(抗議に参加した安保佳代子さん)

 「ママたち、立ち上がりましたので、是非、ご支援をいただきたい」(杉並区議会に訴える母親ら)

 働きながら子育てをする母親への支援が全く追いついていない状況に、ついに怒りの声が上がったのです。この訴えに杉並区は・・・

 「1つの自治体だけで頑張っていても対応できるものには限界がある。区は区なりにやることはやっていきます。国や都が必要な支援というのもあるのではないか」(杉並区保育課 出保裕次課長)

 全国で最も待機児童の数が多い東京都も対策に乗り出しました。

 「小さな保育所、これを『東京スマート保育』と命名した。“スマホ”と。準備資金、全部出します」(東京都 猪瀬直樹知事 先月18日)

 東京都の猪瀬知事は、これまで国や都の補助制度がなかった定員が6〜19人までの小規模の保育施設の整備を来年度から進める方針を掲げています。働くママが安心して子育てできる日はいつ来るのでしょうか。

 「安心できる認可の保育園をちゃんと増やしてほしい」(抗議に参加した安保佳代子さん)

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